ＪＯを振り返って その５ 熾烈な戦い もっと厳しい先輩

　第一試技１２５㌔　　　　　　立禅を組み始める　　　　　第二試技１３２．５㌔








自己記録に挑戦　　　　　　　　第三試技１３５㌔

勝利の鍵は脱力　
　今回のマスターズⅠエントリー数は８名
　試合前にホワイトボードを見に行くと２名棄権しており
　５名で競技をすることが判明

　ライバルが減るのは試合場有利だが
　インターバルが極端に短くなるので
　回復に全力を注がねばならない

　試技の合間は水分・栄養補給と脱力を心掛けた


作戦会議
　大会前にふじたひろゆきさんと第二試技について相談
　昨年の記録を調べたところ１３０㌔を挙げれば
　優勝の可能性も出てくる

　だから第二試技は１３０㌔で安全確実に！という道もある
　ふじたさん曰く「練習で１３２．５㌔が挙がっているんだから大丈夫でしょう」
　　　　　　　　　　「１２５㌔の挙がりを見てズバッと挙がったら決めましょう」
　とのこと
　セコンドについてくれた渡辺さんにもそう伝えた

第一試技１２５㌔
　カーボローディングを始めた一週間前は
　羽のように軽かった重量

　いざ試技を始めると難なく成功したが
　羽・・・とまではいかず
　大量下血が頭をよぎり第二試技の重量を迷う

自分を信じる力は練習が支える
　第一試技終了後、一分以内にカードで第二試技重量を申請しなくてはいけない
　セコンドの渡辺さんも私の決断を待っていてくれている
　
　・・・・・
　大量下血による力の低下＜練習からの裏付け＆過去の経験
　・・・・
　と判断したので攻めの選択　
　第二試技は１３２．５㌔で申請

　先輩の彼女からウイダーインゼリーを補給してもらう
　美人の応援は元気になる

　先輩もいっぱい写真を撮っていてくれる
　彼女はビデオも撮ってくれながら
　栄養担当もしてくれている
　感謝！感謝！感謝！

　さて　「最強」勝負！

攻めの１３２．５㌔
　試技に入ると雑念は消え失せバーに集中
　「スタート」がかかり胸で止める
　ん？軽い＾＾
　止め有り練習で、止める筋肉が強化されている
　
　迷いは杞憂
　練習の汗が結果を導いてくれた気がした
　セコンドの渡辺さんは、すぐに次を１３５㌔で申請してくれた

　その間にまた、計画通りウイダーインゼリーの差し入れをもらう

歴戦の強者　パワーボム大将：長谷川さん
　第三試技を待っていると急に名前を呼ばれた
　ということは１３７．５㌔を申請？

　ま　そんな詮索をしている暇はない
　
　こんな時はわざとゆっくり動作するのがよい
　慌てるのが一番いけないのだ＾＾
　リストラップを巻きながらプラットーフォームへ

　自己記録を賭けての試技だ
　スタートがかかり胸で止める
　（おぉ＾＾　軽い　いけるぞ）
　プレス！　ぐぉ～～と押し始めたが、すぐ止まる
　三頭筋が動かなかった

　失敗したが悔いはない
　大将：長谷川さんは惜しくも挙がらず
　僅差で金メダルを獲得した

厳しい先輩
　優勝が決まり回りから「おめでとう」の声をかけてもらった

　すると先輩が寄ってきて「日本一おめでとう」
　「でも１３５㌔挙がらんかったから　今晩はバナナやぞ！」
　え”～～～～～＠＠；
　彼女も「一本だけ残ってたわぁ　バナナ　残念やったねぇ♪」
　・・・・・

　実は大阪に来る前に先輩から４日間のスケジュールをお伝えし
　食事のリクエストまでもして頂いていて

　和食・洋食・中華・韓国料理等々のうちから
　大会の夜は韓国料理を食べてみたかったのでお願いしていたのだ

大会のお弁当
大会の夜
翌日のたこやき

すべての箸の袋にも
手書きで私用に準備してくれる
きめ細やかさ

　それが食べられないショックは大きかった
　とほほほほ